何かと混合され明確に区別しにくいデザインとアート。両方とも見た目(ビジュアル)を作り出すことが主だったり、日本の場合だと、美大出身のデザイナーも多いことから、この両方の領域が混ざっているケースが多々ある。
しかし、実際の現場の仕事内容はかなり異なる。デザインとアートの違いは、それぞれ一言で表現するとわかりやすい。

デザインは問題解決、アートは自己表現

デザインとアートの違いの問いに対して簡潔な答えは、アートは自己表現で、デザインは問題解決である。
デザインとは「与えられた制限の中で求められる最大の結果を出すためのプロセス」。
アートとは「なるべく制限のない状態で最大限の自己表現」。
アートとデザインはまったく異なるが、両方とも同じ“何かを作り出す”ということから、混合されるケースが多々ある。

説明が求められるのがデザイン、自由な解釈ができるのがアート

「WhyをBecauseで説明できなければならないのがデザイン」であり、「表現の意味を受け取り側の自由な解釈に委ねるのがアート」と言える。デザインは論理的であり、具体的な意味を持たせる必要がある。しかし、アートでは“なんとなく”の表現が許容される。デザイナーは自分が作り出したものをしっかりと説明する義務があるのに対し、アーティストは解釈は相手次第なので、説明を求められない。
デザイナーの仕事のその多くが、顧客の課題解決に繋がる内容であるのに対し、アーティストは自己表現を行うことをゴールとする。
デザイナーにはスキルが求められ、アーティストには才能が求められる。

デザインの役割

デザインの最も重要な役割として、物事を伝えることがある。企業から消費者へのメッセージとしての広告などである。
ビジネスの結果を生み出すためのデザイン。見た目の美しさだけではなく、プロダクトや組織、そして経営戦略に到るまで、ビジネスの全領域に対してデザイン的側面から改善を行うのが役割。
そしてデザイナーの最終的なゴールも会社の売り上げアップや利益の向上、作業効率化を通じたコストの削減、顧客満足度の向上、スタッフの愛社精神アップなど、多岐にわたり、その重要性も高い。
デザインが優れていれば、売り上げが上がる。見た目が美しい方が売れる。使いやすい方が売れる。優れた広告の方が消費者を惹きつけ、ヒット製品を生み出しやすい。単純な思考だが、デザインが持つ価値である。

アートの主な役割

アートの役割とはおそらく見る人の心を動かし、豊かにすること。そしてその人の考えや行動、場合によっては人生に大きな影響を与えることである。
論理的思考よりも感情に訴えることで、アーティストが伝えるべき感覚を音楽や絵画などの媒体を通じ、相手の心に響かせる。それこそがアートの役割である。
アーティストの作品は、自分の感覚に基づいて、独自の世界観を伝えるものである。

アートの手法を取り入れたデザイン

アートとデザインが同じような側面を持ちつつも、異なる分野です。
しかし、広告はデザインの中でも特に、アートっぽさが強まってきた媒体のひとつです。
アートの手法を取り入れたデザインを多く見ます。
そういう意識をもって広告を見ると、アートとデザインの違いが面白いです。

オフィスフジタ_ミッション

オフィスフジタのミッション

上記でデザインとアートの違いを述べましたが、わたしたちオフィスフジタはデザイン事務所です。たしかにアーティスティックなポスターやチラシ・フライヤーなどは心躍るものがあります。しかし私たちのミッションは「お客さまの課題解決」です。
例えば、「イベント集客のためにチラシ作成して欲しい」というご依頼をいただいた場合、「ターゲットは誰か?」「ターゲットにはどんなメッセージやトーンが刺さるのか」「そもそもチラシが最適な手段なのか」など、あらゆる角度からお客さまの課題をどうすれば解決できるかという問いに日々向き合っています。
ご相談したい内容がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

オフィスフジタでは、営業マンがゼロだから低コスト・高パフォーマンスのデザイン制作が行えます!
「広告代理店から制作会社にこちらの要望や指示が正しく伝わらない…」なんてこともありません。
ホームページ制作・WEB制作を中心に、ブランディングに繋がるロゴ制作・チラシ・名刺・パンフレット・DM・ショップカード等の各種印刷物を制作しています。

「クライアントの事業成功を目的に!」
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地域密着型デザイン事務所オフィスフジタ。
私たちは、デザインのチカラをもって、戦略・企画、そしてクリエイティブ開発に挑み続けるデザイン・カンパニーです。
BtoBやBtoCの幅広い商品・サービスについて、カタログ、パンフレットからWebサイト、動画まで、多彩な販促ツールを制作しているデザイン会社です。
デザインの美しさ、見やすさ、新しさを追求することはもちろん、商品・サービスの特性やターゲットに合わせて、コンテンツと訴求方法を最適化していくことにより、お客様の売る力・伝える力の向上に貢献します。