ECサイトを開設したのに誰も来てくれない」「人が来ないから売上が上がらない」など、ECサイトを始めたばかりの方は、誰もが壁に当たります。実際にネットショップさんから頂戴する相談の中で、「アクセス数を上げたい!」という内容が一番多いです。せっかくネットショップをオープンしても、お客さんが来てくれないのでは意味がないです。
そこで売上を伸ばすためのECサイトの集客方法をお伝えします。

ネットショッピングにおいて訪問者数を増加させる方法としては、

・メールマガジン
・広告
・検索エンジン
・SNS

といった集客方法があります。それぞれの特徴と取り組む時のポイントを確認しましょう。

メールマガジン

メールマガジンは、いろいろな施策の中で最も高い購入率が期待できる方法です。
メールマガジンの読者は、ECサイトで1度は商品を購入したか、あるいはある程度興味を持って自分のメールアドレスを登録したユーザーだからです。すでに登録を行っていて、一定の信頼感を得た状態で自社商品やサービスをPRでき、リピーターになることを期待できるのはメールマガジンならではのメリットです。ただし、メールマガジンの半数以上は実際には読まれないとも言われています。配信する内容やタイミングを工夫して、少しでも多く読まれる努力が必要になります。繰り返しサイトに訪問するきっかけを作ることで、商品が目にとまり、再度、購入を促すことにつながります。メールマガジンは、既存ユーザーとの良好な関係を築くためのツールだと言えます。

広告

広告費をかけて目に止まりやすい場所に自社コンテンツを掲載することにより、ユーザーを直接サイトまで誘導する方法です。広告には様々な形態があり、Web広告としてよく活用されるのがリスティング広告やディスプレイ広告などです。リスティング広告とは、検索エンジンで検索した時に、検索したキーワードの検索結果に連動して表示される広告のことです。「検索連動型広告」や「クリック課金型広告」などとも呼ばれます。ディスプレイ広告とは、自社とは別のサイト内(Webサイトやアプリに設置された広告枠を借りてバナー画像や動画、テキストなど)に表示させる広告のことです。広告費は、ユーザーが実際にクリックしたときにのみ発生するクリック課金になります。広告出稿するとすぐに集客をはじめられるため、即効性が高いという特徴もあります。費用さえ増やせばアクセス数を増やすことができますが、アクセス数を維持するためにはコストがかかり続ける手法であるということは理解が必要です。

検索エンジン

GoogleやYahoo!などの検索サービスの検索結果ページからユーザーがサイトにたどり着くことを、「自然検索流入」と言います。検索した時に自社サイトのページが上位に表示されるようになれば、サイトのアクセス数は伸びていきます。このようなアクセス数を増やすには、検索結果ページでの上位表示を獲得するために「検索エンジン最適化(SEO)」が必要になります。
SEOを適切に取り組めば安定したアクセス数を中長期的に確保できるメリットがあります。また、比較的、低コストで始められ、広告のようにコストをかけ続ける必要もありません。ただし、SEOは効果が表れるまでに時間がかかるというデメリットがあります。

SNS(ソーシャルメディア)

サイト集客によく活用されるSNSにTwitterやfacebook、Instagramなどがあります。
ツイッター(Twitter)やフェイスブック(Facebook)、インスタグラム(Instagram)などのソーシャルメディア(SNS)を活用して自社サイトへの流入をはかるのも、アクセス数の増加につながる有効な手段です。
SNSでは投稿内容に関心のあるユーザーをフォロワーとして集めやすいため、自社のコンテンツや商品と関連性の高いユーザーを自然な形で誘導できる可能性があります。無料で始められ、すぐにはフォロワーを獲得できなくても、幅広いユーザー層へのアプローチが可能な点がメリットです。フォロワー数が少ない場合でも、投稿が広く拡散されることで、一気にアクセス数を増やすことができますし、フォロワー数が多ければ、投稿をする度に一定のアクセス数につながります。ユーザーにとって役に立つ情報や、ユーザーが楽しめるような投稿を継続して発信していくことで、フォロワーを増やしSNSアカウント自体の発信力をつけていくことができます。工夫次第では、比較的短期間で集客効果を出すこともできます。

より効率的な集客対策のコツは?

代表的な方法をご紹介しましたが、自社のフェーズや状況に応じて戦略を考えながら、適切に取り組んでいくことが大切です。短期的な方法としてメールマガジンと広告、中長期的な方法として検索エンジン対策とSNSをご紹介しました。
メールマガジンは、会員数が増えるほど効果が高まりますしコストもかからないので、継続して取り組むことをおすすめします。
広告配信は、コツを掴むまでは少額の予算から試しながら試行錯誤してみてください。SEO対策による検索エンジンとSNSの活用は、広告費をかけずに取り組めるため多くの企業が取り組んでいます。ですが、競合も多く、実際にアクセス数を伸ばすまでには時間がかかることを想定しておいてください。検索エンジンで自社サイトのページが上位に表示されるようになるまでには、それなりの期間継続してサイト内のコンテンツを増やしていく必要がありますし、SNSも一定のフォロワー数を獲得するまでは、時間がかかります。
それぞれの施策の特徴を理解したうえで、自社サイトが取り組むべき施策を見極めることが必要です。

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地域密着型デザイン事務所オフィスフジタ。

私たちは、デザインのチカラをもって、戦略・企画、そしてクリエイティブ開発に挑み続けるデザイン・カンパニーです。
BtoBやBtoCの幅広い商品・サービスについて、名刺、チラシ、カタログ、パンフレットからWebサイトまで、多彩な販促ツールを制作しているデザイン会社です。
デザインの美しさ、見やすさ、新しさを追求することはもちろん、商品・サービスの特性やターゲットに合わせて、コンテンツと訴求方法を最適化していくことにより、お客様の売る力・伝える力の向上に貢献します。